鼻中隔湾曲症は日帰り手術で大丈夫でした

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前回のブログで鼻中隔湾曲症に至った経緯を書きましたが、今回は手術についてメモしておきます。

鼻中隔湾曲症の治療法としては、蓄膿症緩和の飲み薬ないし点鼻薬で鼻通りを良くする方法か、手術をして根本的に治してしまうかのいずれかが適応となります。

飲み薬や点鼻薬も短期的には良いのかもしれませんが、その性質ゆえ、防腐剤、添加物などの化学薬品を身体に取り込むことになってしまいますし、薬剤性肥厚性鼻炎のおそれもあるため、長期的な使用は推奨されていません。

2件目の耳鼻科で、曲がった鼻中隔を正しい位置に治す手術を勧められたため、

根本的に治したかった私は手術のアポを取りました。

鼻中隔湾曲症の手術は入院するのが主流ですが・・・

鼻中隔湾曲症の手術といえば、関東地方でいえば、慈恵医科大学付属病院、神尾記念病院、鼻のクリニック東京などが有名だと思いますが、いずれも1週間ほどの入院が必要です。

全身麻酔をしての手術となるため、その後の身体の回復を鑑み、それほどの入院期間が必要というわけですね。

私は、これまで一度も入院経験がないため1人で入院なんて怖すぎるという先入観と、病院食は糖質制限している身にはきついものがあるため、入院して手術することは選択肢から外しました。

それに、手術費と入院費用を合せると10数万円、高いところでは30万~かかるというので、お財布事情からも難しいと判断しました。

そこで、日帰りでもできる鼻中隔湾曲症手術がないか探したところ、ありました!

しかも近所だったので、即効診てもらうことになりました。

その病院は、町医者風で古く、お世辞にも最新機器を取り揃えているような病院には見えませんでした。専用のホームページもないくらいですから。

しかし、狭い待合室に人が溢れかえるほどの人気の耳鼻科でした。

なぜ人気だったのかはすぐわかりました。

1人当たり、15分以上診てくれるんです。

60代後半くらいの女性医師でしたが、今の時代、こんなに親身になってくれる医師はいるのかと思うほど安心感もあったし、患者やスタッフに慕われていました。

手術の前に血液検査が必要

その医師いわく、「ひどい湾曲症ね~。手術しましょう。」とのことだったので、1ヵ月後に予約を取りました。

その前に麻酔をしても大丈夫な身体かどうかや、血が止まる体質かどうか把握するのに、手術の1週間前に血液検査することになりました。

日帰り手術の場合は、局所麻酔なんですが、肝臓が悪い人は麻酔ができません。

また、鼻中隔湾曲症の手術では鼻の骨を削るので、かなり鼻から血が出ます。血小板か何かに問題があると、止血できないがために出血多量になるので、その検査ですね。

その結果、特に肝臓に問題はなく、注射後にすぐ血が止まったため、安心して手術ができる状態と言われました。

「手術日の前日の夜と手術当日に飲む薬だから絶対に飲んできてください」と”セルシン”という薬の処方箋が出され、薬剤師にはその薬が精神安定剤だと説明されました。

これは、私が精神不安定に見えたからではなく(笑)、当日手術中に怖くて逃げちゃう人がいるから、どんなにタフな人でも飲まないといけないとのことでした。

私はかつて軽めの安定剤を飲んでいたこともあり、もう二度とベンゾジアゼピン系の薬は飲みたくなかったのですが、術中に逃げ出したら迷惑がかかるので、仕方なく摂取しました(T_T)

手術当日

前日の夜に”セルシン”という処方された安定剤を飲んだおかげで、当日の朝は気持ち的に安定していました。さらに、当日も処方されていたため、朝ごはんを食べた後、術前に1錠飲みました。

「これで逃げることはないだろうと・・・」

私が手術を受けた病院は、手術の日というのが月1回決まっていて、当日その病院の患者は私だけでした。貸切状態というわけですね。

執刀医師は、その病院のご主人でした。夫婦で耳鼻科医とのこと。

事前に調べたところ、その執刀医は鼻中隔湾曲症の手術に関する論文も何本か執筆しているし、大学病院で耳鼻科の権威だったということがわかっていました。

慈恵医科大学などで若い研修医とかに手術されるよりも、還暦過ぎの先生だけども手術経験豊富な医師に手術してもらえて、運が良かったと思います。

いかに有名な病院よりも、個人で優れた人格者たる医師を選ぶ時代だなぁと痛感しました。

颯爽と現れたその医師は、着くやいなや白衣に着替え、さっそく手術開始。

安定剤のおかげで、手術に対する怖い気持ちはありませんでした。

手術開始

病院にあるベッドのような場所で寝ながら手術すると思ったら、歯医者さんにあるような椅子に座らせられました。

まず、局所麻酔のついたティッシュのようなものを鼻に詰め込まれます。

それを抜いた後は鼻と口の感覚がなくなっていました。

例えると、歯医者さんで麻酔を打ってから歯を抜いた際に感じる麻痺した状態でした。

さぁ、さっそく執刀開始です。

局所麻酔のため、意識はあるので、鼻をトントンといじくっている様子を感じます。

痛みは全く感じません。

実際は、ノミなどでコンコンと鼻の骨を削っていましたが、全然耐えられました。

許容範囲でした。

「あ~、削ってる~。鼻中隔がまっすぐに正常になって鼻呼吸ができるようになるんだ~。」

と術中も意外と平然としていられ、手術時間は30分もかかりませんでした。

途中で「もうすぐ終わりますからね」など声掛けしていただけて、気がつくと終わっていました。

「鼻が通りましたか?」と聞かれて、自分の鼻が通っていることに感動しました(*^^)v

そのあと、やはり、鼻を削ったこともあり、血が出るので、タンポンのようなガーゼを鼻の穴いっぱいに詰められました。

鼻がめちゃくちゃ腫れ上がってしまって、すっごく不細工に(~o~)

口で息してくださいとのことだったので、マスクして、次は手術部位にばい菌が入るといけないので、抗生物質の点滴です。

これはベッドに横になりながら、20分くらいゆっくり休むことに。

その後、お支払いを済ませ、主人が車で迎えに来てくれました。

医師からは何かあったら夜でも電話していいとのことで、電話番号を教えてもらったため、気持ち的に安心して帰路につくことができました。

帰り道、血が鼻から喉の方に流れてきたので、せっせとティッシュで取り除きました。

私は車で自宅まで帰りましたが、人の目もあるため、電車などの公共交通機関を使用するのは大変だと思います。

頼れる人がいるなら、車で迎えにきてもらうなどした方がいいかと思います。

その際、ティッシュとビニール袋はマストハブです。

その点、日帰り手術の場合は近所で受けるのがベストですが、頼れる人がいない場合はやっぱり入院しかないのかなぁ??

手術後の夜

手術後の夜ご飯は主人が作ってくれました。

鼻にガーゼが詰められているため、気分的にゆっくり休みたい気分だったのです。

近くに住む母親が唐揚げを作ってもってきてくれたのですが、唐揚げのようなこってりしたものを食べる気分にはなれませんでした(~o~)

ただ、普通にご飯は問題なく食べれました。鼻から息が全く吸えないので違和感はありましたが、ポトフのような胃腸に優しいのを食べたい気分でしたね。

処方された抗生物質と痛み止めを飲んで、その日の夜は20時頃寝ました。

しかし、それからが大変でした。

麻酔が切れると痛みが生じると言われていたのですが、これほど痛いとは!!

とにかく歯がすっっごく痛くなりました(T_T)

頭がかち割れるような、これまでにないほどの痛さでした。

鼻の手術だったのになぜ歯が痛くなるの!?と思うのですが、近いですものね、鼻と歯って。

医師からは頓服の痛み止めである”ボルタレン座薬”を処方してもらっていたのですが、座薬の経験もないし、絶対に腸内環境乱れるのは間違いないので、家にあったイブA錠を飲みました。(おそらく、このボルタレンを飲めば一瞬にして痛みは治まると思います。)

なんとか4時間くらい死の痛みに耐えて、就寝しました。

この点、生理痛を経験したことのある女性の方が痛みに慣れているので耐えられると思います。痛みに慣れていない男性の場合、かなりきついでしょう。

血が鼻から喉に流れてくるのは最初の方だけで、夜寝るときは血がほとんど止まり、大丈夫でした。

手術翌日

翌日には痛みは治まっていました。

鼻に詰められているガーゼを抜くとのことで、1人で病院に向かいました。

近くの病院なので本当に良かったです。

鼻にガーゼが詰まっている状態で遠距離移動するのは、けっこうキツイのかなぁと思います。

あと、私の場合、ガーゼが口蓋垂の方まで下がってきてしまい、じゃっかん吐き気がしました。

他の体験談サイトでは、ガーゼを抜くときが最も辛く痛いとありましたが、抜くときは開放感への期待の方が大きく、10秒くらいで抜いてくれるので、全然耐えられました。

この時は麻酔も何も打っていないので、ズルッズルッと、ガーゼが抜けてく様子がわかるわけですが、抜けた瞬間に風が鼻から抜け、本当に快感でした(゜o゜)

ただ、なぜか涙がでてきました。

開放感からの涙からなのか、手術を頑張った自分への涙だったのか・・・。

こんなにもガーゼが入る体験というのは今後もないでしょうね。

その後、抗生物質の点滴を受けて終了です。

気になる費用ですが、事前の検査費、手術費用、翌日のガーゼ抜き、鼻うがい器の購入費用すべて合わせて、5万円ほどで足りました。

頼れる人がいるかぎり、わざわざ全身麻酔で受けるような手術ではない

男性の体験記を読むと、鼻中隔湾曲症の矯正手術は術中恐ろしかった、と書いている人がいますが、女性は生理痛やらで痛みなどに慣れているので、男性ほど恐怖感は感じないと思われます。

わざわざリスクのある全身麻酔で受けるほどでもありません。

そうはっきり断言します。

全身麻酔は後遺症があるため、命にかかわるような手術以外は避けた方がいいと個人的に思います。

全身麻酔をしたことがないのでわからないですが、身体の機能を一次的にストップすることは、フラフラになるって言いますし、かなり身体に負担になるんじゃないかな。

たかが鼻の手術なので、事前の精神安定剤2錠と局所麻酔で手術自体は乗り切れます。

ただ、その手術の日の夜からが大変だったんですけど・・・。

とはいっても私の場合、歯が痛いのもその日のうちにおさまったし・・・。

精神的に頼れる人がいて、手術を受ける病院が比較的近くにあれば、日帰りの選択肢を考慮するのも悪くないと思います。

気になるその後の体調ですが、会社には手術後3日はお休みもらっていて、その後問題なく働けました。

その後も日帰り手術による後遺症はありません。

ただ、もう一度同じ手術をしたいかといえば、もう二度としたくありません!!

術後がちょっと辛かったので(~o~)

現在は、病院で買わされたこのハナクリーンで鼻洗浄していて耳鼻科には通っていません。

はなうがい 

手術後もこれだけは続けるように言われました。

鼻中隔湾曲症の方以外も使ってみてください。

鼻がスッキリして、鼻呼吸もしやすくなり花粉症の時期にも快適です。

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