糖質制限と心疾患の因果関係

IMG_6640

糖質制限と心疾患に因果関係があるかが気になったので、海外の文献をザッピングしてみました。

結論から言うと、両者に因果関係があるという記事がきわめて多かったのが事実です。

日本で糖質制限ブームになる数年前、アメリカではすでにアトキンスダイエットという名の糖質制限が流行っていました。

アトキンスダイエット手法は2003-2004年ごろにブームになり、北アメリカでは成人の7人に1人が取り組むほどであった[5]。その影響によって2003年にはパスタや米といった炭水化物系食物の販売額が4.6~8.2%ほど落ち込むことになり、それらの産業からは数多くの怨念が寄せられた。このダイエットの成功により、クリスピー・クリーム・ドーナツ販売店からも恨みの声が挙げられた[6]。多くの企業は「低炭水化物ブーム」と呼び、注目を集めようと炭水化物の少ない特別製品を販売しはじめた。2000年2月24日にはアメリカ合衆国農務省が討論会を開催し批判が集まった[7]。現在でも時折取り上げられ議論が続いている。厳しい批判も出ている。

ブームの中、2003年4月17日、アトキンスは転倒による頭の強打によって昏睡状態を原因として死亡した[8]。死亡時に心臓病であり、さらに体重が116kgあったという発言に対し、死亡する9日前には89kgであったと弁明がなされた。通常の食事バランスではないため健康上の問題を巡って激しく議論されていた。2004年にはダイエットの1年後から頭痛や下痢など、炭水化物が少ないことによる副作用もみられ、長期的な安全性は保証できないと報告された[9]

アメリカの調査では2004年2月時点で消費者の9.1%がこの低炭水化物ダイエットを実行していると答えていたが、同じ年の7月には2.1%に急落しており、その後2005年7月31日に、アトンキンスニュートリッショナルズ社(Atkins Nutritional company)は連邦倒産法第11章にもとづき会社更生手続きをとった[10][11]

引用:日本版wikipedia

このアトキンスダイエットはかなり糖質に対して厳しい見方をしており、白砂糖や小麦粉のみならず、根菜、さつまいもやじゃがいもなどの甘い芋、果物まで禁止していました

エネルギーをどう作るかというと、糖質をすべてカットする代わりに、たんぱく質や脂肪からエネルギー得る手法をとっていたのです。

しかし、このアトキンスダイエットに対し、さまざまな医療関係者が待ったをかけました。

たとえば・・・

2012年にアメリカ心臓協会(AHA)によって、高脂肪食を長期間続けると心臓疾患、糖尿病、脳卒中、あらゆる種類の癌が増えると提唱されました。

過去にはカナダ心肺蘇生財団によって、糖質制限することによってビタミン欠乏や食物繊維の不足がみられることが指摘され、特に食物繊維が少ない食事を続けると大腸癌になりやすいとされています。

ほかにも、以下のような追跡調査が行われています。

極端な炭水化物(糖質)制限食として知られるアトキンスダイエットで、心筋梗塞や脳卒中、動脈硬化などの心血管疾患が増加することが指摘されている。こうした中、ギリシャ・アテネ大学医学部のPagona Lagiou氏ら国際研究チームは、スウェーデンの女性約4万4,000人を約15年間観察したところ、糖質摂取量の低下、あるいはタンパク質摂取量の増加は心血管疾患に関する事故(心血管イベント)に関連していたと、6月26日付の英医学誌「BMJ」(2012; 344: e4026)に報告した。

引用:http://kenko100.jp/articles/120702000644/#gsc.tab=0

色々問題になったみたいですね。

今や海外でアトキンスダイエットやってる人って珍しいです。

提唱者のアトキンスさんが心臓病で亡くなってしまったら説得力ないですものね。

極端にならず、栄養の相互作用をよく考えよう

糖質を全カットしてたんぱく質を過剰に摂ると、体の中から尿中にカルシウムが大量に流出して骨量が少なくなり、腎臓に負担をかけます。

カルシウムは骨を強くするだけでなく、精神の安定にとっても重要な栄養素なので、たんぱく質を摂るならカルシウムも一緒に摂ってあげる必要があります。

カルシウムを摂るなら一緒にマグネシウムも摂る必要が・・・。

たんぱく質や脂質を炭水化物の変わりに摂ろうと思えば、このように栄養の相互作用について考えねばなりません。

人の身体の中は化学なのです。

たんぱく質や脂質ばかり摂って、野菜を一切とらないとなると、腸内環境はかなり悪化します。

腸内環境が悪化すると、どうなるか?

健康にはかなりのマイナスです。

糖質制限しすぎないこと

糖質制限という言葉を信じて、すべての糖質をカットしてしまうのは絶対に健康に良くありません。

気にすべきは、お菓子、ジュース、調味料に含まれているブドウ糖、ショ糖、コーンシロップ、異性化糖などの糖質と、小麦粉製品の糖質、一部の甘い果物

野菜まで全カットするのは危険だし、野菜を食べないことによるデメリットをよく考えてみてくださいね。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加