デトックスができない人もいる~肝臓での解毒プロセス~

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デトックスという言葉がひとり歩きし、実際に体の中ではどのように解毒が行われているか知らない方も多いと思います。

ヒトは皆、健康であれば、自らデトックス行為を行わなくても、体内に解毒機能が備わっています。

解毒を行う最も主要な臓器が、肝臓

肝臓には体内に入ってきた毒性物質を特定し、無毒化→排出する機能が備わっています。

肝臓の機能は主に、血液の濾過、胆汁の排出。

血管を流れる血液は解毒のために肝臓を通過するので、肝臓が健康でない人は、この機能に無理が生じます。

一方、肝臓が元気なら、血液中の毒素の最大90%以上を濾過させることができます

濾過された毒素は、肝臓で排出される胆汁と混ぜ合わせられ、便となって排出されます。

アルコールの飲みすぎや脂肪肝、肝炎等になっている人が、デトックスを行ってもあまり効果が得られないのはこの過程に問題が生じているからです。

肝臓の数値が血液検査などで悪い人は食生活を正し、健康的な生活習慣に変えていく必要があります。

こちらにも同じような内容ですが、肝臓や胆汁の関係性を書いておきました。

肝臓の毒素排出プロセス 

体内に入ってきた毒素(添加物、農薬、不必要な薬など)の有害性を抑えて、安全に体外に送り出す肝臓での毒素排出プロセスには2段階あります。

1段階目が毒素の無毒化→胆汁処理で、そのプロセスでは、色々な栄養素が必要になります。

毒素の無毒化

初めに血液を濾過して、毒素を無毒化する必要があります。

肝臓では、酸化還元、加水分解のほか、チトクロームP450酵素を通じて、この解毒プロセスが行われます。

この段階の解毒プロセスで主に必要な栄養素は、ビタミンC、ビタミンE、グルタチオン、セレン

私は、以前受けたOAT検査でグルタチオンの指標が良くなかったため、毒素を排出しにくい体であると自身で認識しています。

添加物含有の食品を多く食べるなど毒素に曝露すればするほど、グルタチオンが消耗するので、対策として、添加物含有食品はなるべく避けたり、できるだけオイシックスや道の駅で有機栽培の野菜を買うようにしています。


アルファリポ酸もこのプロセスに必要ですが、これを解毒プランに用いる場合はちょっと注意が必要。

胆汁処理

このプロセスでは、胆汁や尿と共に毒素を体外に排出しやすいようメチル化と硫酸化で処理します。

この段階の解毒プロセスで主に必要な栄養素は、システイン、メチオニン、アセチルCoA、MSM、グリシン、SAMe、グルタチオン

肝臓の解毒には上記のようにアミノ酸、ビタミン・ミネラル、抗酸化物質が必要です。

そのため、日常生活では、こうした栄養素を積極的に摂ることが大事なんです。

野菜の食物繊維は胆汁排出に必須

デトックスをする際は、野菜を食べることが大切です。

無害化された毒素が胆汁とともに腸管に移行する際、野菜の食物繊維が十分にあれば、再吸収される可能性が少なくなります。

野菜の食物繊維を食べれば食べるほど、毒素を排出=デトックスできるということなのです

私自身、クリニックで食物繊維の顆粒サプリメントをオススメされて摂取していたのですが、腸内細菌のエサになるだけでなく、体内の毒素排出にも役立っていました。

普段の食事では、野菜のほかにも、お水も大切です。

ただ、飲みすぎによる水毒には注意です・・・。

デトックスのために、できるだけ肝臓に負担のかけない生活を

以上のように、沈黙の臓器といわれる肝臓でも、私たちが健康に過ごせるように、普段からさまざまなプロセスが行われています。

body_kanzou_badこのイラストのような不健康な肝臓にならないよう、日頃からできるだけ肝臓に負担のかけない生活をすることを心がけたいですね。

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