ラッキーアイアンフィッシュが世界の鉄欠乏性貧血を救う

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鉄欠乏性貧血に悩む人は全世界で約35億人。

全人口の半分以上は貧血に苦しんでいることになります。

にも貧血について書きましたが、鉄が身体にないと、酸素を体内にめぐらせることができません。

そのため、重度の貧血の場合、慢性疲労感だったり、呼吸がしずらかったり、集中力がなくなったり、めまいがしたりなど日常生活に支障を来たす人もいます。

日本のような恵まれた国なら、自分で肉を買ってきて食べたり、鉄分のサプリメントなどを摂取することによって貧血を概ね改善させることが可能です。

しかし、発展途上国ではそうもいきません。

そこで救世主となったのが、ラッキーアイアンフィッシュ(Lucky Iron Fish)

魚の形をした鉄の塊です。

使用方法は、ラッキーアイアンフィッシュを水1リットル&柑橘系の絞り汁(2~3滴)と共に、10分間沸騰させて鉄を摂りいれるというシンプルな方法。

普段飲んでいるスープに入れるだけなので、誰でも気軽に利用できます。

柑橘系というのも、ビタミンCで鉄分の吸収率を良くすることが目的で、アップルサイダービネガーでも代用可能です。

ラッキーアイアンフィッシュを鍋に入れて沸騰させることによって、1日推奨摂取量の90%近くの鉄分を体に摂りいれることができ、1度購入すれば、最大5年間も使用可能なのでとてもエコな商品。

発展途上国にとどまらず、カナダやアメリカでも使用されています。

ラッキーアイアンフィッシュは、アジアで34500匹、ヨーロッパで9000匹、中東・北アフリカで1000匹、サハラ以南アフリカで1000匹、ラテンアメリカで1000匹、カナダで12600匹、アメリカで19200匹使用

特に効果が顕著だったのがカンボジアで、このラッキーアイアンフィッシュを9か月毎日使用したところ、鉄欠乏性貧血の発症率が50%低下しました。

同国では貧血が原因で、子供の発達の遅れが頻繁にみられていたのですが、貧血症状が治ったことにより、生活の質も上昇し、幸せを感じるようになったのだそうです。

まさに、幸せを運んでくれる鉄の魚。

この波が世界中に広まることを願います。

日本では、ぬか漬けに鉄分の栄養素を付加するべく、ぬか床に入れる人もいます。

日本でも南部鉄器や鉄のフライパンが使用されていた

日本では古来から南部鉄器や鉄のフライパンを使用し、ラッキーアイアンフィッシュのような方法で鉄を効率的に摂取してきました。

現代はテフロン加工のフライパンが増え、このような鉄の恩恵は受けにくいのが現状ですが、最近流行しているスキレットのフライパンは鉄製なので、鉄分摂取の視点からみると、良い傾向だと思います。

ぬか床に入れるという方法も

アイディアとして、ラッキーアイアンフィッシュをぬか床に入れる方法もあります。

善玉菌だけでなく鉄分を同時に摂取できるって、素敵じゃないですか。

入れることによって、味が変わることも、鉄特有の色が食品に付着することもないそうです。

夏は大量の汗で鉄が体から排出されやすいので、貧血で悩む日本の子供にとっても、救世主になるかもしれませんね。

鉄玉子というのもあって、意外にヒットしています。

世界では、色んな方法で鉄分摂取を工夫しているんですね。

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