米FDAがトリクロサン含有の抗菌石鹸を販売禁止 長期使用により有害を及ぼす

FDA(アメリカ食品医薬品局)は、市販の抗菌石鹸に含まれる成分の使用を禁じました。

FDAによって禁止された成分

図4

私たち消費者は、「抗菌石鹸の方が普通の石鹸よりも、細菌の発生を抑える効果が優れている」とメディアによって洗脳されていたわけです。

実際のところ、抗菌石鹸が普通の石鹸よりも菌を抑えるという化学的エビデンスは一切なく、長期の使用によって良い影響どころか悪影響を及ぼすことが指摘されました。

トリクロサンは多くの抗菌石鹸に含まれている

米NBCニュースによれば、FDAによって禁止された上記の成分のうち、トリクロサンは抗菌石鹸として販売されている商品の約90%以上に含まれています。

家に抗菌石鹸があれば、成分表を確認してみてください。

日本のメーカーでいうと、薬用石鹸ミューズ、ナイーブ、ビオレU泡ハンドソープ、コラージュフルフルなどドラックストアでは定番どころの商品に、トリクロサンやトリクロカルバンが含まれています。

トリクロサンは体内に浸透する!?

トリクロサンは、市販の歯磨き粉、化粧水、クレンジング剤、美容液等にも含まれていることが多く、母乳、血液中、尿中に当成分が検出されることが研究からわかっています。

歯磨き粉では、花王のピュオーラにトリクロサンが含まれています・・・。

2014年にミシガン大学で実施された試験では、成人の41%の鼻汁にトリクロサンが検出されたとか。

トリクロサンの何が体に良くないのかというと、体に必要な菌までも殺菌してしまうほか、抗生物質の耐性菌を増やしてしまいます。

腸内細菌叢を変化させることもわかっています。

現代人がアレルギー、風邪、インフルエンザ、ぜんそく、食中毒に罹患しやすくなっているのは、良い菌までも殺菌してしまう潔癖なくらいの除菌のしすぎが原因のひとつと言えそうですね。

日本の厚労省も毒性化学物質への取り締まりをきちんとしてほしいものです。

トリクロサンの禁止で環境が良くなるかも!?

トリクロサンが石鹸や歯磨き粉にも含まれていることから、家庭用排水から環境へ流出することによる環境汚染がこれまで懸念されていました。

魚や野菜にもトリクロサンが検出される事実もあり、トリクロサンが禁止されれば人間や動物にとっての生環境がある程度良くなることが期待できます。

ただ、FDAが制限するのはアメリカ国内製品なので、日本周辺国がこの問題を野放しにしていては、私たち日本人が良い影響を受けることはほとんどないでしょう。

消費者はどう対応すれば良いか

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私たち消費者ができることは、抗菌石鹸を使わないことがまず第一です。

「薬用」、「抗菌」といったキーワードにのせられないことが大事。

石鹸を購入するときは、成分表を見てできるだけ横文字が並んでいないシンプルな純石鹸を選ぶのが重要です。

純石鹸のなかでも安心して使えるのは、シャボン玉石鹸、ねば塾の白雪の詩、カウブランドの石鹸、ミヨシの白い石鹸など昔からある固形石鹸

シンプルすぎて物足りない人もいるかもしれませんが、物足りないくらいが丁度良いんです。

こうした石鹸は、ドラッグストアの中でも、華やかなコスメスペースではなく、台所用品の売り場スペースにひっそりと売られています。

液体石鹸ではなく、固形石鹸の良さを見直していきましょ♪

ナチュラルな固形石鹸できちんと手を洗って、水洗いをきちんと行うだけで良いんです。

米FDAはこれからも切り込んでいく

米FDAは今後も毒性化学物質を大きく禁止していく予定で、塩化ベンザルコニウム、ベンゼトニウム塩化物、クロロキシレノールがその候補物質とか。

人や動物が安全に暮らせる世界を作るために、今後も好き勝手やっている製薬会社に注意を促してほしいものです。

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