寝不足によって腸内細菌叢が変化する!?

最近、スウェーデンのウプサラ大学(ヨーロッパで最も権威のある研究機関のひとつ)で、

寝不足が腸内細菌叢を変化させるかについて臨床研究が行われました。

寝不足の時に調子が悪くなる原因に腸内細菌叢が関係していたら、奥が深すぎますよね。

肥満患者では寝不足が腸内細菌叢に変化を及ぼす

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この試験ではまず、正常体重の被験者9例を試験対象とし、1日目~2日目は8時間の睡眠、3日目~4日目には半分の4時間の睡眠をとってもらい、腸内細菌叢の変化を検討しました。

食事は腸内細菌叢に影響を及ぼすため、試験期間中は食事時間や食事内容は通常通り行ってもらったとのこと。

結果として正常体重の被験者では、寝不足が腸内細菌叢の変化を促すデータは得られませんでした。

しかし、過去に肥満と診断された被験者を対象にした試験では、腸内細菌叢に変化がみられたのです。

もともと肥満患者では、バクテロイデス門が減少し、フィルミクテス門という日和見菌が異常に増殖していることが報告されています。

さらに、寝不足状態を続けることによって、インスリン感受性が20%低下したという結果が得られました。

インスリン感受性が低くなるということは、血糖値コントロールが難しくなってしまうことを意味します。

今回は試験日数と対象者数が少なかったため、正常体重被験者では結論がでませんでしたが、さらに寝不足と腸内細菌叢の研究を進めていくそうです。

今回わかったのは、肥満の人の方が寝不足の影響を受けやすいということ!

私たちの健康は腸内細菌に操られている

もし寝不足が腸内細菌叢に影響を及ぼすのだったら、私たちは腸内細菌にかなり左右されているということですよね。

寝不足だとうつっぽくなったり、イライラしたりするけど、それって腸内細菌が原因だったり!?

そうなると、健康になりたければ、食事も睡眠も腸内細菌達のお気に召すようにしなければいけないってことなんでしょうね( ;∀;)

腸内細菌はお昼に活動する菌と夜に活動する菌がいるので、寝不足だとそれらの腸内環境バランスが崩れるのもあり得る話です。

ちなみにアメリカの国立睡眠財団によれば、18歳~64歳の推奨睡眠時間は7~9時間とされています。

肥満で悩んでいる人は、運動よりもまずはしっかり寝るのが大事と言えそうです。

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